脇指 (折返銘) 備州長船康光 / Wakizashi (Orikaeshi sign) Bisyu Osafune Yasumitsu

商品コード:
wakizashi yasumitsu 1
販売価格(税込):
0 円 (価格はお問合せ下さい / Please contatc us)
関連カテゴリ:
売却済 / Sold
時代 : 室町初期
国 : 備前国

証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
特別保存刀剣 鑑定書

外装 : 拵付白鞘入

刃長 : 1尺7寸2分
反り : 3分5厘
目釘穴 : 2個
元幅・元重 : 29.3mm・6.5mm


Period : Early Muromachi 14c-15c
Country : Bizen

Paper : NBTHK Tokubetsu Hozon Token


Fittings : Koshirae+Shirasaya

Length : 52.1cm (20.51inches)
Curve : 1.06cm(0.41inches)
Hole : 2
Bottom Width,Thickness : 29.3mm・6.5mm (1.15inches・0.25inches)


康光は盛光や師光と並び応永の三光として名高く、応永備前と呼称される室町初期の備前鍛冶を代表する名工です。この時代の後、太刀は打刀へと徐々に変化しました。この応永備前の作風の1つとして、地鉄は板目に杢を交え肌立った鍛えに地景風の鉄が交り、刃文は腰の開いた互の目、帽子は先が尖って返る等が挙げられます。
本作は1尺7寸2分の折返し銘ですが、平造ながら元は2尺程の刀であったと思われます。表裏棒樋掻き通し、地鉄は板目に杢交じり、刃文は匂い勝ちに小沸付き、直ぐ調に小互の目、小丁子を交え、小模様となり、下半では刃先に細かな砂流がかかり、帽子は先尖って返る作風で常に見る康光とやや異なりますが素晴らしい出来です。
外装は黒蝋色塗鞘打刀拵で、縁頭は安隆の銘がはいっており、6種の家紋が配され丁寧な出来です。彼は土屋安親の門人で、安親を模した作風と言われており、安の字も安親と似ています。鎺(はばき)や切羽にも2種類の家紋(丸に三つ星、八つ剣車)があります。目貫と切羽は金無垢と見え、外装も入念の作です。