脇差 眠龍子寿実 享和三年八月日 / Wakizashi Minryushi Toshizane A.D.1803

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wakizashi toshizane 1
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時代 : 江戸末期
国 : 因幡国

証書 財団法人日本美術刀剣保存協会
特別保存刀剣 鑑定書
神奈川県大和市展覧会出品刀(S42年、S43年)
号 敷嶋


外装 : 白鞘入

刃長 : 1尺6寸2分強
反り : 2分8厘
目釘穴 : 1個
元幅・元重 : 30.0mm・7.2mm
先幅・先重 : 21.8mm・5.5mm


Period : Late Edo
Country : Inaba

Paper : NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
exhibition sword in Yamato city at in1967,1968.
Called “Shikishima”

Fittings : Shirasaya

Length : 49.1cm
Curve : 0.84cm
Hole : 1
Bottom Width,Thickness : 30.0mm・7.2mm
Top Width,Thickness : 21.8mm・5.5mm


眠龍子寿実は濱部寿格の子で、安永六年(1777年)に生まれ、初め寿国、後に寿実と銘し、享和元年(1801年)に眠龍子と号しました。鳥取池田家のお抱え工にして濱部家の二代目で、濱部儀八郎と称しました。濱部一派は幕末まで栄え、寿実の門人には清麿の師と称される河村寿隆が上げられます。作風は刃文の揃った小互の目や、二代河内守国助のような拳型丁子、丹波守吉道の菊水刃を丁子化した菊花丁子や吉野川、他富士見西行などがあります。
本作は鎬造り、庵棟、小板目肌よく詰んだ精美な地鉄に、刃文は匂い勝ちで、流水に散る桜花を巧みに焼いた、吉野川を表した刃文です。寒山先生の鞘書にも「出来見事」とあり、「敷嶋」と号のある傑作品です。昭和42年、43年の神奈川県大和市展覧会出品刀でもあり、はばきの図柄は富士霞となっており、吉野川と相まって美しい情景です。