小柄 徳乗作 光守(花押)丸に橘紋三双図 / Kozuka Tokujyo saku Mitsumori (Kao)

商品コード:
kozuka 40
販売価格(税込):
300,000
関連カテゴリ:
小柄 / Kozuka
時代 : 桃山期
国 : 山城国

証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
保存刀装具 鑑定書


材質 : 赤銅魚子地 高彫
長さ : 95.5mm
幅 : 13.8mm
厚さ : 4.8mm

Period : Momoyama
Country : Yamashiro

Paper : NBTHK Hozon Paper

Length : 95.5mm
Width : 13.8mm
thickness : 4.8mm

後藤徳乗は宗家5代目。天文19年(1550年)に4代目光乗の長男として生まれました。後藤家は初代祐乗より御家彫の家系であり、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と時の権力者に重用され、代々同家の格式を保持継承していきました。後藤家は刀装具の製作のみならず、大判の製作を担う重要な役割を任され、丸の中に五三の桐紋を刻印した大判は徳乗桐と異称されるほどで、信用と権力の象徴とされてきました。日本銀行に保管されている天正16年(1588年)製の大判は現存する最古の大判で、後藤の墨書には徳乗による署名と伝承されています。
本作は丸に五三の桐紋ではなく、丸に橘紋ですが、徳乗の作であると14代光守により極められた小柄です。橘は柑橘の原種で香気が強く、雪害に強くよく育つことから縁起ものとされ、武家に多い桜紋とは対照的に橘紋を用い始めたのが基本的に文人であると言われています。綺麗な赤銅魚子地に漆黒の橘の家紋が当時の注文主の人柄を連想させる一品です。

小柄 徳乗作 光守(花押)丸に橘紋三双図 / Kozuka Tokujyo saku Mitsumori (Kao)

小柄 徳乗作 光守(花押)丸に橘紋三双図 / Kozuka Tokujyo saku Mitsumori (Kao)

小柄 徳乗作 光守(花押)丸に橘紋三双図 / Kozuka Tokujyo saku Mitsumori (Kao)