刀 無銘 伝江 / Katana Mumei den Go

商品コード:
katana mumei den go1
販売価格(税込):
0 円 (価格はお問合せ下さい / Please contatc us)
関連カテゴリ:
売却済 / Sold
時代 : 鎌倉末期~南北朝
国 : 越中国

証書 財団法人日本美術刀剣保存協会
特別保存刀剣 鑑定書

外装 : 白鞘入

刃長 : 2尺2寸5分強
反り : 6分6厘
目釘穴 : 3個
元幅・元重 : 29.4mm・6.0mm
先幅・先重 : 19.8mm・3.8mm


Period : Late Kamakura~Nannbokucho 14c
Country : Echo

Paper : NBTHK Tokubetsu Hozon Paper

Fittings : Shirasaya

Length : 68.5cm(27.0inches)
Curve : 2.0cm
Hole : 3
Bottom Width,Thickness : 29.4mm・6.0mm
Top Width,Thickness : 19.8mm・3.8mm


郷義弘は、鎌倉末期から南北朝時代の越中の刀工で、江義弘とも称され、越中国新川郡松倉郷(現在の富山県魚津市)に住み、27歳で没したと言われています。師は岡崎正宗または越中則重と云われ、正宗十哲の一人とされています。金象嵌銘では「稲葉江」「桑名江」、朱銘では「松井江」、無銘では「富田江」「村雲江」「鍋島江」など有名な名物の作品があります。作風は相州伝を基調として、地刃ともに明るく冴えるのが特色です。越中、越前、加賀などのいわゆる北国物の刀工の作品は、地鉄が黒ずむのが特色で、郷義弘のみ異質であることから、その存在を否定する説や、作風に共通点のある大和国の刀工と混同されているのではないかとの説もあるようです。
本作は無銘ながら伝江と極められた刀で、鎬造り、庵棟、表裏棒樋かきとおし、樋先は稲葉江のように位置を下げ、地鉄は板目に小板目、地沸付き、地景交じり、刃文は焼き幅広く、小沸出来の直調で、匂口太く、刃中に淡い金筋がよく入り、差表上半は沸強くなり、刃縁の働き盛んになり、帽子は丸く総体的に掃きかけ、先つまりごころとなる素晴らしい出来です。郷(江)は有銘の作が無いことから、「郷(江)と化物は見たことがない」と言われた俗説があるほど貴重な作品です。

刀 無銘 伝江 / Katana Mumei den Go