鐔 無銘 林藤八 八ツ橋透 / Tsuba Mumei Hayashi Tohachi

商品コード:
tsuba 1256
販売価格(税込):
300,000
関連カテゴリ:
鐔 / Tsuba
時代 : 江戸中期
国 : 肥後国

証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
特別保存刀装具 鑑定書

形 : 竪丸形 鉄磨地 地透 毛透 丸耳
縦 : 76.2mm
横 : 72.5mm
耳 : 5.2mm

Period : Mid Edo 18c
Country : HIgo

Paper : NBTHK Tokubetsu Hozon Paper

Length : 76.2mm(3.0inches)
Width : 72.5mm(2.85inches)
thickness : 5.2mm(0.2inches)


林藤八は林又七の三代目にあたり二代目重光の長男です。諸説あるようですが、享保八年(1723)に生まれ、寛政三年(1791)に69歳で没したとあります。藤八の作風は林又七に範をとりながらも、林の作風を墨守し、真面目で、清々しい印象の作品で、鉄の色や艶は所謂羊羹色と称された鉄味が特徴です。
本作は無銘ながら林藤八に極められた鐔です。少しこぶりで、八ッ橋に杜若を透かした図柄です。杜若とあやめと花菖蒲はとても似ていますが、あやめは乾いた土地に生えるようですので、この図柄には該当しません。杜若と花菖蒲は共に湿地に生息しますが、三河にある八橋で美しく咲いた杜若を見て在原業平が和歌を詠んだとされることから、八ツ橋と杜若はセットになっているようです。いかにも藤八らしい作品ではないかと思われます。