二所 一斎東明(花押)粟穂図 / Futatokoro Issai Tomei (Kao)

商品コード:
futatokoro38
販売価格(税込):
3,000,000
関連カテゴリ:
二所 / Futatokoro
時代 : 江戸末期
国 : 山城国

証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
特別保存刀装具 鑑定書


材質 : 赤銅魚子地 高彫 象嵌色絵
小柄 : 92.0x14.3x6.2mm
笄 : 167.0x10.2x5.0mm


Period : Late Edo 19c
Country : Yamashiro

Paper : NBTHK Tokubetsu Hozon Tosogu Paper

Kozuka : 3.62x0.56x0.24inches
Kogai : 6.57x0.40x0.19inches


荒木東明は文化14年(1817)に京都で生まれました。13歳で後藤東乗に師事し、師の「東」の一字を許されて東明と改名しました。さらに後藤一乗門下で修行し、一斎の工銘が許され、一斎東明と銘しました。初銘は秀信、別銘に吟松亭、白玉堂、晩年には基仲とも号しました。京都の画家林蘭雅について下絵を学び、特技である粟穂の彫刻は蘭雅との研究により考案されたものと言われています。
本作は彼の得意とする粟穂の図です。サイズから見て短刀用に製作された二所になっています。粟穂を拡大してみると、七粒の円錐形が一つの塊となって形成されていることが分かります。赤銅七々子地に粟穂が高彫され、象嵌色絵が施された優品です。笄の一房のみ素銅で製作され、葉の一部も素銅が入り、変化に富んだ作品となっています。