刀 肥前国住陸奥守忠吉(金象嵌)もみじかり / Katana Hizen no kuni jyu Mutsu no kami Tdayoshi (Kinzogan)Momijikari

商品コード:
katana tadayoshi1
販売価格(税込):
3,500,000
関連カテゴリ:
刀 太刀 / Katana Tachi
時代 : 江戸中期
国 : 肥前

証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
    特別保存刀剣 鑑定書

外装 : 白鞘入

刃長 : 2尺3寸7分弱(71.8cm)
反り : 5分2厘強
目釘穴 : 1個
元幅・元重 : 30.8mm(棟を含む)・6.3mm
先幅・先重 : 19.5mm(棟を含む)・4.3mm

Period : Mid. Edo

Country : Hizen

Paper : NBTHK Tokubetsu Hozon Token Paper

Fittings : Shirasaya

Length : 71.8cm(28.26inches)
Curve : 1.6cm
Hole : 1
Bottom Width,Thickness : 30.8mm(Mune is included)・6.3mm
Top Width,Thickness : 19.5mm(Mune is included)・4.3mm


陸奥守忠吉は二代忠広の嫡子で、忠吉三代目を継承いたしました。二代忠広は忠吉銘を切りませんでしたが、土佐守忠吉の没後、本家に「忠吉名返還」を行ったとされており、それに伴い、三代忠吉は万治3年(1660)10月に陸奥大掾を受領し、寛文元年(1661)8月に陸奥守に転じています。そして、貞享3年(1686)、父二代忠広に先立ち50歳で亡くなりました。作刀期間が短かった事と合わせて、父の代作を任されていた事もあり、作品数は比較的少ないとされています。作風は初代忠吉に近く、直刃を得意としていますが、華やかな丁子乱れの作品もあります。
本作は鎬造、庵棟、反り浅く付き、中切先の体配です。地鉄は小板目に地沸微塵につく所謂小糠肌で、地景しきりに入り、刃文は匂い勝ちの直刃で小沸つき、総体的にわずかに写りけがあり、帽子は綺麗に小丸ぎみに返る出来です。忠吉銘の裏側には金象嵌で「もみじかり」とあり、詳細は不明ですが、何か特別ないわれのある一品と思われます。