短刀 水心子正次 / Tanto Suishinshi Masatsugu

商品コード:
tanto masatsugu 1
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売却済 / Sold
時代 : 江戸末期
国 : 武蔵国

証書 財団法人日本美術刀剣保存協会
刀身 特別保存刀剣 鑑定書

外装 : 拵入 共柄

刃長 : 6寸5分
反り : 無
目釘穴 : 無
元幅・元重 : 24.2mm・9.0mm

Period : Late Edo
Country : Musashi

Paper : NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
 
Fittings : Koshirae Tomotsuka

Length : 19.7cm
Curve : 0cm
Hole : No hole
Bottom Width,Thickness : 24.2mm・9.0mm


水心子正次は二代水心子正秀(白熊入道)の子で、水心子の号を用いていますので、彼が実質的に川部家三代目を継承したことは明らかと言えます。父白熊入道が早世の為、大慶直胤に師事し、後に直胤の女婿となり、館林秋元家に抱えられて下谷御徒町に住して鍛刀しました。作風は直胤に師事した関係で、水心子流よりも銘字に至るまで全く直胤流であり、相州伝、備前伝共に優れた作を残しています。万延元年(1860)三月十一日に没したと伝えられています。
本作は平造、庵棟、内反り、地鉄は小板目詰んで無地風、刃紋はわずかに沸勝ちに高低ない小互目、尖り互い目を焼き、腰元に湯走り、金筋、短い砂流しを交え、帽子は地蔵風に返る作で正次らしさを感じる作風です。
共柄(刀身と柄が一体型)の大珍品であり、鎺も又一体型となっている入念作です。刀身の重ね厚く鎧通しの体配で、共柄である為柄側が非常に重い造になっています。又鞘尻にも鉛を入れて重くしている為、腰に差した際にバランスが取れるように設計されています。縁と鞘に丸に扇の家紋が入っており、鞘の造からみても生ぶのであると断言できます。頭には象嵌師の銘もあり大変貴重です。

短刀 水心子正次 / Tanto Suishinshi Masatsugu